スウェットとは?スウェットに関する知識特集!FERANTRACING FASHION BLOG

スウェットとは?

まずはここから始めます。みなさんスウェット、スウェットとよく耳にすると思いますが、実際スウェットとは?と聞かれて答えられるでしょうか。今回はそんな疑問に焦点を当てて、実際スウェットとは何かを説明していきます。

スウェット素材とは?

スウェットと聞くと、アイテムの形を連想しますよね?寝巻きやパジャマを連想される方も多いかと思いますが、実はスウェットとはアイテムの名称ではなくて、素材の名前なのです。主な特徴は表側がニットの編み組織になっていて、裏側がタオルの用にパイル上になっています。品質は綿100%が多いのですが、中には速乾性を高めるためにポリエステルが入っていたり、伸縮性や温かみを持たせる為に、ポリウレタンが入っているものもあります。

スウェットは英語で汗《sweat》

ここからも分かるようにスウェット生地と汗は密接に関係しています。昔のニット素材の多くはウールで編まれていた為、着心地が悪く汗をあまり吸い取りませんでした。そこで開発されたのが綿素材で柔らかい着心地を作り、裏をパイル状に突起させ、汗の吸収をアップさせたのが、今のスウェット生地!

編み地の文化はどこから?

日本には昔は編み物の文化があまりなく、17世紀後半にスペイン、ポルトガルから靴下の形で編み地の文化がもたらされました。その際にスペイン語やポルトガル語で「靴下」を意味する「メディアス」 (medias) や「メイアシュ」 (meias) から、なまって変わった「メリヤス」が、日本では編み物全般を指すようになったとのこと。そのためニットメーカーの現場やメーカーの名前にメリヤスが入っているところが多いんですね。

 

 

スウェットとトレーナーの違いはなに?

スウェットとトレーナーは多分皆さん同じものだと思われいる人が多いと思いますが、厳密には違います。前の部分で説明したように、スウェットは生地を指していますが、それに対してトレーナーはスウェット生地から作られたアイテムを指します。

スウェット生地の種類

最近、お店ではどのお店でもスウェットを扱っているのでたくさんの種類のスウェット生地を見ることが出来ます。詳細はまた次の特集記事に載せて行きますが、まず一般的なものは裏毛と呼ばれる生地の裏をパイル状にしたもの。この裏毛にはミニ裏毛というのもあります。ミニ裏毛は裏毛に比べてパイルが小さいのが特徴です。また他にも真冬の時期に重宝するのが裏起毛のスウェット生地。ベルベットの様に起毛させる事でとても暖かく、気持ちい肌触りが特徴です。

裏毛(うらけ)

ミニ裏毛

裏起毛

スウェットの歴史上重要なメーカー

ラッセル《ラッセル・マニュファクチャリング・カンパニー》

まず初めはスウェットの歴史を語る上で外すことの出来ない、アメリカのニッティングメーカー、ラッセル。ラッセル《ラッセル・マニュファクチャリング・カンパニー》は1902年、アラバマ州アレキサンダー・シティにベンジャミン・ラッセル氏によって設立されたメーカーです。1920年代にウールで作られていたフットボール用のシャツをコットン素材に改良し、着心地の改善を図ったことがスウェットの原点であると言われています。

ラッセル、ユニフォームとしてシェアを拡大

1930年代から生地へのプリント技術向上を基盤にハイスクールやカレッジのスポーツユニフォームとしてラッセルのスウェットが定着していきます。過去にはNFL (ナショナルフットボールリーグ) 全28チームのほとんどにユニフォームや練習着を提供していたり、全米メジャーリーグのオフィシャルサプライヤーにもなっています (1992〜2004) 。

ラッセルのスウェットと吊り編み機

1940~60年代のスウェット隆盛期には吊り編み機と呼ばれる機械で編まれていました。吊り編み機は給糸口と呼ばれる糸の供給口が1~2セットしかなく、1台の機械で1時間に1メートルしか編むことができない非効率な機械でしたが、時代の技術進化とともにシンカー編み機という名の次世代の編み機が普及します。シンカー編み機は給糸口が24セット、つまり単純計算で最大24倍の生産効率があります。1時間に24メートルもの長さを編むことができるのです。この様に大量生産が可能になりコストも抑えられる様になると売値も抑えられることから販売を加速させていきました。

現在のスウェットに賭けるこだわりのものづくり

長年、人々に愛され毎シーズンカジュアルブランドからラグジュアリーブランドまで定番的に販売をしているスウェット、ビンテージのスウェットなどは今でも高値で取引されています。特に昔、吊り編み機で作られたスウェットは古着であってもダメージが少なく、多くの人に好まれます。その理由としては吊り編み機の特徴でゆっくり一時間に約1メートルしか編めませんがゆっくり編むことによって余計なテンションが糸にかからず優しく編み上げていく工程で糸に空気が入り膨らみがある仕上がりになり、耐久性も上がります。こういったものづくりは今現在でも人気があり日本のループウィラーというブランドなどは釣り編み機で仕上げた生地を使った商品を多く出していて人気のあるブランドです。

今回はスウェット生地についてお話をしました!次回はもっと深いところまで話を進めますのでお楽しみに!!

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